平成27年度 常総高校入試問題 国語 古文 口語訳

平成27年度 常総高校入試問題 三 古文 口語訳

永超僧都魚食ふ事

これも今となてはもう昔のことだが奈良の永超僧都は

魚がないかぎり朝食夕食も決して食事を食べない人で

法話の講師を務め京にいる期間が長くなり魚を

食べずたりとして奈良へ下る途中奈島の丈六堂の辺

りで昼の弁当を食べるとき弟子一人が付近の在家から魚を

もらてきて永超僧都に勧めた

件の魚の持ち主が後で夢見るにはおそろしげなものども

が周辺の在家にしるしをつけたが我が家にしるしをつけな

たので尋ねたところ使いが言うには永超僧都に魚

を奉た所だからだだから印をつけなかとい

その年この村の在家はことごとく疫病にかか死ぬ

ものが多かこの魚の持ち主の家ただ一軒そのこと

をまぬがれた僧都のもとへ参り向かそのことを伝え

僧都はこのことを聞いてほうびの着物一枚をお与えに

て帰しなさ

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