平成27年度 土浦日大高校入試問題 古文 口語訳

平成27年度 土浦日大高校入試問題 四 古文 口語訳

徒然草百八十四段

相模守北条時頼の母は松下禅尼と申した相模守を招待

なさることがあたときにすすけている紙障子の破れたとこ

ろだけを禅尼が自分の手で小刀を使てあちこち切ては

ていらたので禅尼の兄の城介義景はその日の

時頼を迎える接待のために控えていたがその障子を

破れを直す仕事はこちらへいただいてだれそれという男

に張らせましそのような事を心得ている者でございます

と申すとその男は私の細工よりまさかすぐれていること

はないでしと言なお障子の桟の一こまずつ張

ていらたので義景が全部を張り替えますほうが

はるかに簡単でございまし古い紙と新しい紙がまだ

らになていますのは見苦しくはありませんかと重ねて申

すと私も後にはぱりと張り替えようと思いますが

今日だけはわざとこうしおくのがよいのですものは破れた

ところだけを修理して使うものだと若い人息子に見習わ

せて気づかせようとするためですとおたのは

に感心なことであ世を治める道は倹約を基本とする

女性ではあるが聖人の心に通じている天下を治めるほどの人

子にお持ちになているまことに並の人ではなか

ということよ

Scroll Up