筑波大学附属高校 塾対象説明会2016

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副校長挨拶

伸び伸びと活発な生徒が多い。自主・自立があってこその自由だと生徒に強調している。アクティブラーニング、双方向の授業を展開。キャリア教育は卒業生の力を借りている。SGH(スーパーグローバルハイスクール)H26に指定。3年目。123校の幹事校。SGHスタディ(総合的な学習の時間)とSGHプログラム(生徒海外派遣・長期休業中)の2つで取り組んでいる。人材こそ宝。

入試広報部長による学校説明

1)建物について

建物は古いがトイレは全てシャワートイレ。全教室エアコン完備、国立では初めて。

2)高入生がなじめるかどうかについて

1クラス40名×6クラス×3学年=720名。1/3は附属小、1/3は附属中、1/3は高入生。高入生がついていけるか、なじめるかを気にしているが、そもそも附属は中高一貫校ではない。高入生の方が得てして学力は高い。7~8月に長野蓼科に合宿。登山・ハイキング・飯盒炊飯・すいか割り、肝試しなどを行う。クラスが仲良くなる。担任は持ち上がり。高入生も安心。

3)生徒の様子について

明るくて活発。昔からアクティブラーニングを実施している。レポートが多い。レポートを出さなければ評価が1になる。出さないのではなく、出せない。言われたことしかやらない生徒は附属で苦労する。生徒のQOLは高い。校舎に注意を喚起する張り紙がない。厳しく接していない。挨拶をしない生徒も叱責しない。生徒たちの気づきを待つ。意欲的に勉強する生徒を育てたい。2年までは共通科目、3年で選択科目。他の進学校のように2年で終わらせ3年で入試対策はしない。全人教育をしている。

4)合格実績について

医学部何名、東大何名などといった目標は立てない。だから進学実績が悪いんだとお叱りを受けることも。だが、生徒の活発さ、明るさは負けない。知り合いの私立高校の先生から聞いた話では、事前に受験番号を聞き、東大の合格発表日に全て調べ上げるそうだが、附属ではそういったことはしていない。生徒からの連絡待ち。

5)ネットのうわさについて

ネット上で附属は教育実習が多い、実験校などのそしりを受けているが、何を根拠に言っているかわからない。教育実習は1年で3週間。5月に実施。9月に行われることもまれにある。筑波大から35名。昔は150名いたことも。おじさんよりも21歳くらいの若者の方が生徒も親近感がわく。教育実験校だが、特別なことをしているわけではなく、当たり前のことを当たり前にやっているだけ。特別な進学指導体制は行っていない。

6)生徒募集について

指定校推薦一覧を公開するのは今回が初。10/8(土)学校説明会で募集要項を発表する。80名男女同数。寄留は認めない。昔は通学60分以内だったのを70分にした。今はない。
7)生徒の出身地域について
23区‐58%、23区外‐7%、埼玉‐16%(有楽町線の影響)、千葉14%、茨城3%(TXの影響)、神奈川2% ※公式発表ではなく生徒によるアンケート結果。

8)生徒の通学方法について

護国寺駅53%、茗荷谷駅27%、自転車12%、バス5%、徒歩3% ※同上

9)部活動について

参加率は高い。17:40下校。試合が近くなると1時間延長。土曜は12:00まで。土曜を含めて週4回。6月の学習院との対決、院戦をもって引退する。

学校紹介DVD視聴

学校の様子

附属生の1日を紹介。その他に生徒総会、院戦、開成レース(ボート)、桐陰祭、修学旅行など。制服はない。弁当だが、校内でパンが買える。朝の会、帰りの会はなく、クラスの生徒2名が持ち回りで連絡事項を先生に聞きに行き、皆に伝える。自主的に活動している様を生徒会長(女子)と副会長(男子)がナビゲート。

OBインタビュー 野村 萬斎(狂言師)

今でも出席番号1番から全ての名前を言える。イギリス公演のときにはイギリス附属会に助けられた。大学ならよくあるが、高校でOBの結びつきが強いのはめずらしいのでは。

OBインタビュー 野尻 智也(東京大学副学長)

筋金入りの自由。高校で感じたことが30~50代になってから出てくる。

入試問題解説

国語

問題1は宮崎アニメを扱った論説文だが、ナウシカでももののけでもなくトトロについての文章に受験生は面食らったのでは。見方によって見え方が変わるという内容。ありのままの姿を見せることなどできない。存在しない。幻想。見方は人によって違う。世間一般の常識に縛られないで新しいものの見方をしてほしい。読解は文中から答えを探す。作者の考えと自分の考えを区別する。毎年1問は自分の考えを答えさせる問題を出題する。クリエイティブな問題。とはいえ本文中の内容に即して自分で考えるもの。今年の問7は「物語を含まない地名の例」を自分で考えて答えるもの。「大塚」は大きい塚だから物語を含んでいる。答えは「3番町」「5番街」「フィフスアヴェニュー」と答えた生徒もいた。「中央区」「北区」「東北地方」もOK。1/3が正解した。漢字の書き取りは小学校で習う漢字1,006字からしか出題できないにも関わらず間違いが多いのは意味を覚えていないから。言葉の意味を覚えてほしい。熟語の成り立ちまで覚えてほしい。

社会

基礎基本を重視。ただ用語を覚えるのではなく、サミットの歴史的経緯、話される内容、選挙における1票の格差など、時事問題にも取り組んでほしい。地形図では空間イメージ。資料からの読み取り、数値からの読み取り。地理的情報を活用し、歴史的情報を活用する、歴史を大観する。高校の授業に結びつく入試問題を出題する。バズセッションの写真の答えは「大連」。ポイントは中央のスライム型の屋根。写りこんでいる人はアジア系。大連はロシア語の「ダーリニー」から来ている。なぜ中国にロシア風の建物があるのか。写真から情報を分析し、なぜどうしてを考える。これぞ資料の読み取り。

質疑応答

事前アンケートに対する回答

合格最低点、男女点数差、内申点、繰り上げ合格の実態、併願校などは答えられない。千葉県立高校の入試日とは毎年重なるが、いかんともし難い。東京都立や私立の日程と調整して国立校全体で決めている。今年の塾対象説明会では国語と社会しか入試解説はできなかったが、来年度以降で5科すべての解説をしたい。英語は英語教育界の最高賞「パーマー賞」を受賞した教員がいる。宣伝はしていないが、丁寧な補習体制を取っている。強制的な補習もしている。面談も数回行っている。2020年大学入試改革に対しては、すでに対応できる授業内容をしている。新たな取り組みはこれから決めていく。合格するための勉強法は問題の解き方だけではだめ。意味を考えてほしい。

TSSからの質問

Q.スマートホンの扱いはどうか
A.校内では電源を切るように伝えているが、使用している生徒もいるようだ(入試広報部長)
Q.いじめはあるか
A.ないと思う。スクールカウンセラーも常駐している(副校長)

校内見学

職員室はない。科目ごとに部屋が分かれている。情報実習室にはPCを完備。タブレット端末もある。運動場は中等部と兼用。25mだがプールもある。

教室

教室

教室の写真です。男女で隣同士、高校では珍しいのではないか、というお話を引率の先生がおっしゃっていました。
理科室

理科室

理科室です。
理科室

理科室

この教室だけでなく、全教室にプロジェクターが設置してあるそうです。
廊下

廊下

廊下です。歴史を感じさせます。
廊下

廊下

この先に図書室があります。高3になると図書室で自習する生徒が増えるそうです。

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