2020年 江戸取高 第1回 入試 国語 正答

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問一  a熱狂,b愚人,c劣等,d遺憾,e概略
問二  Aウ(しかし),Bア(したがって),Cエ(もちろん)
問三  ウ(福沢諭吉)
問四 オ(的を射た)
問五 自分自身の頭で筋道立てて考える智慧をつけるため
問六 情報技術が発達した社会では「常識的な答」はインターネット上などで誰にでも簡単に得ることができる。そのため、「常識的な答」ではなく、自分の頭で筋道立てて考えるという「物事の本質を問うこと」ができる人材が求められている。
問七 エ (「直接観察・見聞」は直接見たり聞いたりすることでしか情報を集めることができなかったため、限定的な情報しか得られなかった。しかし「書籍」によって間接的な情報も得られるようになり、多種多様な情報を集められるようになった。)
問八 物事の道理を悟り、適切に処理
問九 物事の本質を問える智慧がある人ではなく、ただ知識がある人を優秀だと思っている点。

問一  a エ(人目をあざむいても),b ア(風変わりな)
問二  ① イ(上目づかいで),② オ(慌てて),③ ア(顔をしかめて),
④ウ(嬉しそうに)
問三  戦争中に受けた傷が原因で死んでしまう
問四  いっぺん死んだ体やさかい(標準語訳:一度死んだ体だからね)
問五  十(九死に一生を得る)
問六 やっとの思いで戦争を生き延びても、普段の生活であっさり死ぬことがある
問七  エ(戦争を通じて持った死に関する考えをいつもとは違う様子で真剣に語る父の姿から父の思惑を理解したため、父の思いを尊重しようと思っている。)
問八 イ(幼いがゆえに言語化できないが、実際の信雄の心には人生における生と死の様々な問題が提起されているということ。)
※ 語釈 【端建蔵端(はたてくらばし)】大阪府大阪市の土佐堀川に架かる橋。
【きんつば(金鍔)】きんつば焼きの略称で、和菓子のひとつ。
【歌島橋(うたじまばし)】大阪府大阪市西淀川区にある地名
【船津橋(ふなつばし)】大阪市の堂島川(旧淀川)に架かる橋。

問一 A いうよう,B いわんや
問二  d ※dだけ同格(「で」と置き換えられる)、他は主格(「が」と置き換えられる)
問三 ① 現世,②仏門に入る
問四  色真青になりて、恐れたる気色
問五  魔が女をだまそうとして変身したもの
問六  4 カ(墨染めの衣着たる僧),5 イ(聖)
問七 オ(魔の手が及んでも聖が正しい導きを行い続けたため、女房は往生を遂げることができた)
問八 ウ(「方丈記」)※鴨長明

三 古文(鴨長明「発心集」)第四の七「ある女房が、臨終に魔がたぶらかす様を見たこと」口語訳

ある皇女から生まれた子に仕えている女性で、遁世(とんせい。仏門に入ること)した女性がいた。病気になり、臨終間近になったとき、高僧としてある聖を呼び寄せた。念仏(南無阿弥陀仏を唱えること)を勧めるうち、この女は顔面蒼白になり、何かを恐れる様子である。聖は不思議に思って「どのようなものが目に見えていらっしゃるのか」と尋ねると、「恐ろしいものどもが、火の燃えている車を引っ張って来ている」と答える。「阿弥陀仏の本願を強く心に刻んで、南無阿弥陀仏を唱え就けなさいませ。五種の大罪を犯した人でさえ、導き手に会い、念仏を十回唱えれば極楽に生まれられる。ましてそれほどの罪はまさかお作りにならないだろう」と言う。女はすぐにこの教えに従い、声をあげて念仏を唱える。
しばらくして、顔色が戻り、喜んだ様子になった。聖がまた尋ねると、「火のついた車はなくなった。玉飾りのついたすばらしい車に、天女がたくさん乗って、音楽を奏でながら迎えに来た」と言う。聖は「それに乗ろうとお思いになってはいけない。今一度、今一度ひたすら阿弥陀仏の御名をお唱え申し上げ、仏の来迎にあずかろうとお思いなさい」と教える。これに従って、なおも念仏を唱える。
またしばらくして「玉の車はなくなって、黒く染めた僧衣を着た立派な僧がただ一人来て『今は、さあいらっしゃい。行くべき先はあなたの知らない方角だ。私がついて道案内しよう』と言っている」と語る。「決して、その僧についていこうとお思いになってはいけません。極楽に参るには道案内はいらない。仏の悲願という車に乗って、自然と到着する世界なので、念仏を唱えて一人で参ろうとお思いなさい」と励ます。
しばらくして 「先ほどの僧も見えない、誰もいない」と言う。聖は「この機会に、すぐに参ろうという気持ちを強く思って念仏なさいませ」と教える。その後、念仏を五、六十回ほど唱えて、まだ声が途切れぬうちに息絶えた。
これも、魔がいろいろな形に変身して、たぶらかそうとしたに違いない。

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